東鉄工業、茨城でメガソーラー開発 年内稼働へ
鉄道工事大手の東鉄工業(東京都新宿区、小倉雅彦社長)は、茨城県神栖市で出力約1.37MWのメガソーラーを建設することを明かした。2014年5月に着工し、12月の運転開始を予定している。
同発電所には、東芝製の単結晶モジュールを5488枚と、日新電機製の出力250kWタイプのパワーコンディショナを5台使用する。土地は第一生命保険より20年間借用する。投資額は約4億1000万円。発電所名は『TOTETSU鹿島ソーラーステーション』。
同社は13年7月にも、埼玉県蓮田市の自社の『研究開発センター』で、同社が所有する初めての太陽光発電所、『TOTETSU蓮田ソーラーステーション』を建設した。出力は約162kWで、基礎や架台の防草対策などに数種類の工法を採用した。
環境本部長の西川寛取締役執行役員は「『蓮田ソーラーステーション』はパイロットプラントという位置づけ。様々な試験を実施して経験を積み、顧客サービスの質を高めていく」と意欲を見せた。
同社はJR東日本の施設を中心に太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)を手掛けている。04年にJR高崎駅の太陽光発電施設を建設後、11年度末までに計450kW超の設備を設置。FIT(全量買取り制度)開始後は受注を増やし、12年度が約2MW、13年度も約2MWで、現在建設中の案件も含めると全9ヵ所、約6MWの実績を持つ。