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ビッグ・インテック、13年度売上85%増

高口信吉会長

太陽光発電のSI(システムインテグレーター)であるビッグ・インテック(名古屋市東区、高口信吉会長)は、2013年度の売上高が前年比85%増の36億円に達した。住宅用と産業用を合わせた太陽光発電システムの設置量は11.3MWにのぼり、前年比2倍以上の実績を残した。メガソーラーなどの大型案件の受注が増えたことが増収に寄与した格好だ。

同社は現在、住宅用からメガソーラーまで幅広く展開している。強みは、プロジェクトの企画・立案から販売・施工・アフターメンテナンスまで一貫してグループ内で請け負う体制だ。13年度はメガソーラーの受注が4件を超え、50kW以上1MW未満の案件も10件以上と、中型・大型案件の受注を伸ばした。

製品は、設立当初から主にシャープ製のシステムを扱っているが、現在はカナディアン・ソーラー、ハンファQセルズの製品も採用している。昨年度の製品別販売割合は、シャープが80%、カナディアン・ソーラーが15%、ハンファQセルズが5%だった。

同社は2000年1月の設立時に太陽光事業に着手。住宅用システムの販売・施工とともに産業用太陽光の建設も手掛けてきた。全量売電市場が始動すると、メガソーラーのEPC(設計・調達・建設)まで事業領域を拡げ、業績を伸ばした。高口信吉会長は「販売、施工ともに質にこだわり、業績に一喜一憂することなく着実に成長していきたい」と語る。

なお、同社は11年に、出力50kWの太陽光発電所の水上設置を完工しており、現在、特許出願中である。

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