Inside News

日晴金属、架台販売60%増

金具メーカーの日晴金属(大阪市住吉区、柴田昌彦社長)は、2013年度の太陽光架台の販売量が前期比60%増の約25億円だった。自社ブランド製品の販売を強化し、14年度は売上30億円を目指す。

同社製の太陽光架台、『ソーラーアングル』の最大の特長は、高耐久性である。素材に耐腐食性に優れる日新製鋼の『ZAM』(高耐食溶融めっき鋼板)を使用したほか、風圧対策にも力を入れ、陸屋根用架台の基準風速は46m/s、他の製品も38m/sに設定した。

開発営業部の泉寛部長は、「12年半ばに商品化する予定だったが、完成間近で沖縄の企業からの要望をきっかけに急きょ設計を見直し、それから1年ほどかかった。塩害に強い標準品を開発することで他社との差別化を図った」とし、「今後も日本の7~8割の建屋につけられるものを目標に開発を進めていく」と意欲を見せた。

『ソーラーアングル』は住宅用から産業用までラインナップは幅広い。同社は現在、顧客が24時間インターネットで見積りできる受注システムを開発している。「なんとか今年度中に運用開始できるようにしたい(泉部長)。

Inside News を読む

一覧を見る