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日本グリーンパックス、14年モジュール出荷15MW目指す

韓・結晶系太陽電池メーカー、ハンソルテクニクスの国内代理店である日本グリーンパックス(京都府長岡京市、山中利一社長)は、2014年1~3月のモジュール出荷量が約3MWとなった模様だ。グループとしてEPC(設計・調達・建設)サービスを含めた提案を強めつつ、14年(1~12月)は15MWを目指している。

同社は産業用マーケットに対し、ハンソル製結晶系モジュールやパワーコンディショナ、架台などを供給、13年のモジュール出荷量は約8MWだった。13年秋からはグループ会社でEPCを手掛けるNGPエンジニアリングと連携した取り組みも本格化。土地の確保から各種手続き、建設までを担い、事業者へ販売する形である。

エコビジネス事業部の綾部英寿事業部長は、「NGPエンジは、500kW以上を主なターゲットに事業展開しており、当社と連携した取組みを進めている。買取り価格が32円に低減され、厳しさはあるが、36円案件もまだ残っている。メガクラスの受注残もあり、今年のモジュール出荷量は15MWを目指している」と話す。

モジュールは単結晶シリコン型を中心に多結晶シリコン型も取り扱う。モジュール以外の部材については、今年1月に中国製の地上設置用アルミ架台を採用するなど、商社としてコスト低減を見越した選定を進めている。また、子会社のNGP-FOTECなどと協力しながら住宅用システムの販売も強化している。

「住宅用は施工や保証、アフターメンテナンスまで、単に価格よりも品質を重視した販社さんが求めるシステムを構築していきたい。約3年前に本格参入してから、様々なパートナーやノウハウが出来た。この財産を活かしていければ」(綾部事業部長)。

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