キングダムソーラージャパン、13年モジュール出荷7倍14MW
中国の太陽電池モジュールメーカー、キングダムソーラーエナジーが日本での販売を伸ばしている。グループ販売会社のキングダムソーラージャパン(大阪府大阪市、谷角学代表取締役)は、2013年のモジュール出荷量が前期比7倍の14MWに達した。
キングダムソーラージャパンは12年に大阪で設立。キングダムソーラーエナジーからモジュールを仕入れ、産業用太陽光発電所向けにモジュールやシステムを販売している。
キングダムソーラージャパンの谷角代表取締役は「設立時は海外製ということもあり敬遠されることもあったが、実績を積み上げることで茨城県の10MW規模のメガソーラーなど、13年は受注が増えた。中国と連携しながら日本市場のニーズを汲み取った製品を販売していく」と語る。
キングダムソーラーエナジーは浙江省に工場を持ち、シリコンインゴットからウエハ、セル、モジュールまで一貫生産している。製品は単結晶モジュールと多結晶モジュールで、モジュールの年産能力は300MW規模だ。
同社はドイツやイタリアにも支社を持つ。シリコン鉱山の採掘権を保有し、高品質な原材料を低価格で入手できるという。
なお、10年に沖縄で設立されたキングダムソーラー(沖縄県那覇市、森山悦男代表)は、キングダムソーラーエナジーの沖縄での販売を担当している。