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長州産業、住宅用モジュール20年保証開始

長期保証サービス充実化

長州産業本社。すぐ隣にメガソーラーを建設した

国内太陽電池メーカーの長州産業(山口県山陽小野田市、岡本要社長)はこのほど、住宅用太陽光発電システムの自社製太陽電池モジュールに対する20年出力保証を開始した。10年の構成機器保証及び『雨漏り保証』を含む施工保証に、モジュールの20年出力保証を付加することにより、住宅用システム長期保証サービスの充実化を図る。

同社はこれまで住宅用システムに採用している自社製モジュールに対し、10年の出力保証を付与していたが、今年4月より20年に延長した。全量買取り制度の開始後、産業用途では20年保証を提供していたことも理由の一つだという。

住宅用システムでは、出力保証のほか、構成機器10年保証や施工の10年保証も付与している。設置工事による不具合に対する施工保証については、独自の『雨漏り保証』を付加している点が特長だ。

現在、同社がインゴットの引き上げから一貫生産している住宅用高効率モジュールの出力は284W。モジュール変換効率は17.4%である。

生産技術本部企画開発部の山﨑敏晴部長は、「太陽電池では、独自性を目指した開発を進めている。それと合わせ、HEMSや蓄電池といった生活を豊かにする製品についても並行的に取り組むべき重要なテーマと認識している。外部調達したリチウムイオン蓄電池の販売はすでに始めているが、今後、ユーザーメリットや独自性のあるシステムを構築していきたい」と話した。

なお同社は、本社隣に建設していたメガソーラーが3月より運転を開始した。モジュール出力3.08MW、パワーコンディショナ出力2.5MWの自社発電所。自社製の単結晶モジュールを採用しており、実証設備としてのほか、見学用としても活用していく方針だ。

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