グリムスソーラー、売上微増31億円
太陽光発電システム販売を手掛けるグリムスソーラー(東京都品川区、加藤孝介社長)は、2013年度の売上が対前期比7%増の31億6100万円に達した。
同社は元々、電子ブレーカーやLED照明の販売を手掛けるグリムス(東京都品川区、田中政臣社長)の一事業部で10年4月より太陽光システムの販売を手掛けていた。当時はイオンなどのショッピングモール5ヵ所に出店し、既築住宅向けに京セラ製システムを販売、売上規模は6億円だった。
11年に分社し、子会社グリムスソーラーとしてスタートすると、業績を大幅に伸ばす。売上高は11年度21億円、12年度29億円と成長を遂げ、営業利益も1億2000万円、2億1000万円と上昇。店舗数を増やし、今では直営店と営業所を含めて14ヵ所になる。
加藤孝介社長は「13年度は近畿や九州地区へエリアを拡大した」とし、「14年度はチャレンジの年。収益基盤を固めながら、工務店などと提携して新築向けの販売チャネルを増やしていく」と意気込む。
今期は、蓄電池やリフォーム関連商品などを太陽光システムと組み合わせて提案し、10%の増収を目指す。
同社は昨年エナリスと提携し、発電事業を開始した。今年はメガソーラーの建設も視野に入れている。また、13年より京セラ製システム以外に、パナソニックや長州産業のシステムも扱っている。