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協和エクシオ、太陽光工事4倍増の60億円

累計受注70MW

甲信支店駐車場屋上に配置したパネル

協和エクシオ(東京都渋谷区、小園文典社長)は、2013年度の太陽光設備建設の完工額が約60億円に達した。前年度に対し実に4倍以上の伸びを示しており、同社の太陽光関連の工事受注量は累計70MWを突破した。

同社は、02年に太陽光事業に参入して以降、産業用分野の施工や電気工事を展開してきた。NEDOの実証試験場として建設された山梨県北杜市の出力約2MWのメガソーラーの電気工事や、熊本保健科学大学の太陽光発電システムの設置などを手掛けている。

12年7月にFIT(全量買取り制度)が発足すると、同社はEPC(設計・調達・建設)として着々と実績を上げていく。

電気本部本部長の山下博執行役員は「我々はEPCに限らず、電気配線工事やパワーコンディショナの設置・取付けなど、様々な案件に対応している。実証実験に携わった経験もあり、多様な対応ができることが強みのひとつだ」と述べた。

また、同社は太陽光発電事業も推進している。12年11月に都内の自社ビル、府中技術センターの屋上で売電事業を開始して以来、全国5ヵ所、計約6MWで太陽光発電事業所を稼働させた。「自社での発電事業の経験が、顧客へのEPC提案力に生きている」(山下執行役員)。

山下執行役員は、「山梨県の甲信支店の駐車場屋根には約3000枚の太陽光パネルを設置した。これは駐車場の屋上を活用した発電所としては日本で最大級のもの。今後も太陽光発電所の建設を予定している」と語った。

山下博執行役員

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