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ホリー、地上設置用架台 新製品発売へ

H形鋼を杭基礎に

架台製販のホリー(東京都江東区、髙宮章好社長)は、H形鋼を杭基礎として用いた架台を開発した。2014年から出荷を開始していく予定だ。

同社が開発した架台は、溶融亜鉛めっき製のH形鋼を杭基礎とし、上の架台はアルミ製。杭本数が少なく、軽量なアルミを用いているため、施工性も高いという。埋設長さは2m以上。積雪地などでは杭の本数を増やすほか、素材の変更も行う。

営業本部環境営業部の吉田剛次長は「当初は上の架台に高耐食溶融めっき鋼板を採用していたが、施工性や加工性を考慮し、いまはアルミ。レール形状なので、杭の高低差の微調整も必要ない。すでに一部案件で設置しているが、年明けにも最終仕様品が完成する見通しだ」と述べる。

杭基礎の打ち込みには、専用重機を用いる。年明けにも8台体制を構築し、全国対応していく計画だ。

「この基礎・架台は、13年5月に1.2MWのメガソーラーで導入したが、杭の打ち込みから太陽光パネルの設置までを1.5か月で終えることができた。架台はスチールだったので、アルミになるとさらに施工性が向上するはず。施工も含めたトータルでコスト低減を実現できると思う」(吉田次長)。

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