Inside News

ルクサーソーラー、13年3MW販売

〝スマートモジュール〟提案開始

同社のモジュールの国内設置事例

独・太陽電池モジュールメーカーのルクサーソーラー(日本法人・東京都港区)は、2013年の日本向けモジュール販売量が前年比約2.5倍の3MWに達した模様だ。出力50kW未満の小規模産業用途への出荷が好調だった。今年からモジュール1枚毎の出力制御や遠隔監視を可能にした〝スマートモジュール〟を売り出す。

同社は04年設立の自社工場を持たないファブレス型の結晶系モジュールメーカー。12年秋に日本法人を設立し、日本進出を果たした。日本法人では、モジュールのほか、パワーコンディショナやケーブルも供給している。

設立2年目となる13年の状況について、日本法人の鶴岡昌典支社長は、「13年の半ば頃から引き合いが増加した。最大出力値がプラス公差品だけを出荷することなども含めて、品質を評価していただけたのだと思う。容量としては、出力50kW未満の小規模産業用が中心だった」と話す。

同社が国内で主に販売しているモジュールは、単結晶シリコン型と多結晶シリコン型250Wタイプ。加えて、今年からは新製品〝スマートモジュール〟の提案を始めている。この〝スマートモジュール〟は、米・タイゴエナジー製のオプティマイザをジャンクションボックスに内蔵させたもの。モジュール1枚単位でMPPT(最大電力点追従)制御を行ない、発電量の最大化を実現するほか、専用機器を通じて遠隔監視も実施する。

鶴岡支社長は、「〝スマートモジュール〟はパネル毎にパフォーマンスの最大化を図ることができる。小規模産業用向けに外付けのオプティマイザシステムと一緒に採用された実績もあり、ニーズはあるはず」とし、「14年は前年比3倍強の販売量を目指す」と語った。

Inside News を読む

一覧を見る