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PV EXPO 2014、規模20%拡大

田中岳志 スマートエネルギーWeek統括事務局長 綾部陽一郎 PV EXPO事務局長

2月26日から3日間、東京ビッグサイトで『PV EXPO 2014 第7回国際太陽電池展』が開催される。来場者数は8万人を見込んでおり、太陽光発電の展示会では国内最大規模となる模様だ。主催するリードエグジビションジャパンのスマートエネルギーWeek統括事務局長の田中岳志氏と、PV EXPO事務局長の綾部陽一郎氏に、見どころを聞いた。

─『PV EXPO』は今回で7回目。見どころは?

田中・今回も、『国際太陽電池展』や『太陽光発電システム施工展』と合わせて、『国際風力発電展』、『国際スマートグリッドEXPO』、さらに『国際水素・燃料電池展』、『国際二次電池展』、『エコハウス&エコビルディングEXPO』、『量産試作加工技術展』の6つの展示会(総称:『スマートエネルギーWeek 2014』)を同時開催します。

出展社数は、『スマートエネルギーWeek』全体で1550社、『太陽電池展』と『太陽光発電システム施工展』で550社です。この数自体は前回とほぼ同じですが、各社のブース面積が大きくなったため、全体の展示規模は前回に比べ20%広くなりました。出展社の意欲が年々高まっているのが肌で感じられます。

綾部・今回も海外企業が多く出展されます。『PV EXPO』では、韓・LG電子、現代重工業、ハンファ、中・インリー・グリーンエナジー、トリナソーラー、加・カナディアン・ソーラー、独・ソーラーワールド、米・サンパワー、ノルウェー・REC、そして初出展のギリシャ・レコムなどです。

新しい動きとしては、O&M(オペレーション・アンド・メンテナンス)でしょうか。これまでは太陽光発電所の建設・開発に重きを置く傾向が続きましたが、これからの関心は、20年間の売電事業をどう担保するかということなのでしょう。O&Mに関係する製品やサービスの展示が目立ちます。

 

─セミナーにも力を入れているようだが?

綾部・まず、毎年高い注目を集めます基調講演は、今回、3名の方にご講演いただきます。一人目は経済産業省資源エネルギー庁の村上敬亮新エネルギー対策課長に国内の政策動向をお話しいただきます。2人目は世界トップメーカーのインリー・グリーンエナジーのワン・イーユーCFO。3人目は国内メーカーを代表してパナソニックエコソリューションズ社エナジーシステム事業部の吉田和弘ソーラービジネスユニット長に各社の戦略についてご講演いただきます。そのほか、政策、技術、マーケット分析など、今回も内容は盛りだくさんです。

田中・今後、FITの買取り価格が下がると言われていますが、実はセミナー聴講のお申込みは前回を上回っています。これは、多くの業界関係者が、太陽光発電ビジネスで成功しようと、積極的に情報収集するためにセミナーを活用している表れではないかと考えています。

 

─2015年度の開催について一言。

綾部・2月の東京開催の次は9月3日から3日間インテックス大阪で『第2回関西PV EXPO』を開催します。前回は想像以上の反響だったので、今回は規模を2倍に拡大、今回からスマートグリッド展や二次電池展も同時開催します。

田中・出展社数も前回の150社に対し、今回350社に増やしますが、すでに多くのお申込みをいただいておりますので、まもなく完売してしまうかもしれません。

 

─出展社の方々へのメッセージはありますか?

田中・今回会場のスペースの制約上、出展をお断りせざるを得ない状況となってしまいました。

次回も今回同様、東京ビッグサイト全館のスペースのご用意となるため、早い段階での完売が予想されます。26日の会期初日から、来年開催のお申込みを会場で受付けておりますので、お早目にお申込みいただきたく思います。

(左)田中岳志 取締役第一事業本部長 兼 スマートエネルギーWeek統括事務局長 (右)綾部陽一郎 PVEXPO事務局長

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