ユニパー、新型パネル昇降機発売
最長18m、レールや台車も選択可
屋根材昇降機メーカーのユニパー(横浜市都筑区、村野光英社長)は、太陽光パネルなどの資材を最長18mの高さまで運搬できるパネル昇降機を今年2月に発売する。産業用太陽光発電向けのパネル昇降機の品数を増やして提案を強めていく。
新たに発売するパネル昇降機、『スペースリフト3』は、足場の内側にレールを垂直設置し、ウインチを動力源に太陽光パネルなどを昇降するもの。足場があれば、陸屋根のほか折板屋根にも活用できる。ウインチの回転速度は分速22m、最大積載量は130㎏。
同社はこれまでレンタル会社を介して製品を貸し出してきたが、今回正式に販売する。ただレンタル品とは仕様が若干異なり、ユーザーは購入時にレールの長さや台車のサイズを選択できる。
村野光英社長は、「設置場所や資材など、お客様のニーズに合った商品を提供できるように、レールや台車の選択肢に幅を持たせた」と説明する。
また同社は、産業用太陽光発電向けのパネル昇降機として、法面などの傾斜地でパネルを搬入できる斜め置きが可能なタイプや、ワイヤを用いて狭小地でも陸屋根上に運搬できる機種も揃えている。
さらに今年2月、住宅用太陽光パネル用の昇降機『ソーラーリフト』の商品ラインナップも見直す。
村野社長は、「これまで3種類の標準品を揃えていたが、カスタマイズ品を求める声が多かった。そこで、価格設定も含め、それぞれの現場のニーズに合わせたカスタマイズにより対応しやすく変更した」と述べる。