JPS、初年度売上10億円突破見込み
EPC事業急拡大
太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)ベンチャー、ジャパンパワーサプライ(東京都港区、釜谷正宏社長)は、2013年11月期の初決算で、売上高が10億円を突破する見込みだ。出力50kW未満の小規模産業用からメガソーラーまでEPC事業を展開。営業開始から実質8ヵ月で急速に売上を伸ばした。
同社は12年12月に設立。小規模産業用から進めたが、やがて2MW未満のメガソーラーを中心に受注が拡大。特高案件も手掛けるなど実績を上げ、すでに契約ベースで7MWを超えている。
特徴は、設計から部材調達、建設まで自社グループ内で手掛けている点。子会社の釜谷サービスと連携して、O&M(オペレーション・アンド・メンテナンス)までトータルソリューションを提供している。
釜谷社長は、「人工の単価がバブルのとき並みに上昇している。人の確保が難しくなってきた」としつつも、「当社が目指すのは開発からEPC、O&Mまですべて手掛ける総合PV企業。それによってサービスの拡充とコスト競争力も高めている。漸く認知されるようになった」と語った。