トリナ・ソーラー 高出力670Wパネル発売へ
太陽光パネル世界大手の中・トリナ・ソーラーがこのほど、出力670Wの太陽光パネルを開発した。高出力化することで設置費低減に寄与する。日本を含めた世界のメガソーラー向けに2021年4~6月にも出荷する。
同社は210㎜角セルを用いた新しい太陽光パネルを開発。セルを2分の1にカットし、合計132枚使用する。高出力化によって、500W級の太陽光パネルを利用する場合に比べて輸送費を12%削減できるうえ、周辺部材も減らせるため、利用者は設置費を5~7%低減できるという。
太陽光パネルの変換効率は21.6%。同社は両面受光セルを使った両面ガラス構造の製品とバックシート型の片面発電製品を用意。すでに量産体制に入っているという。
なお、同社は屋根上設置の自家消費需要を見据え、20年末に210㎜角セルを採用した405Wの小型高効率品を日本市場へ投入している。