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日栄インテック、太陽光カーポート発売

日栄インテック環境事業部の黒木浩貴部長

太陽光架台製造の日栄インテック(東京都荒川区、西川嘉俊社長)は2024年3月、片側支持の太陽光パネル搭載カーポートを発売した。商社やEPC(設計・調達・建設)企業などへ提案し、発売初年度3.4MWの販売を目指す。

同社は、不特定多数の人が出入りする商業施設の駐車場の利用を想定し、明和工業と後方部のみに柱を設けた鉄とアルミ材を組み合わせた太陽光カーポートを開発した。車4台用から6台用、8台用、10台用と、計4種類の製品を用意した。

鉄製の丸柱を使って骨材の部品点数を減らし、風速38m/s以下、積雪60cm以下の強度を確保しつつ施工工数の削減に繋げたという。

同社環境事業部の黒木浩貴部長は、「太陽光カーポートの価格は、kWあたり12万円前後を想定している」と述べた。

さらに、同社は太陽光カーポートを応用して、歩行者通路やバイク・自転車置き場を発売した。複数の製品を取り揃え、提案の幅を広げる狙いだ。

同社は23年、住宅用太陽光カーポートを含む太陽光カーポートの出荷量を前年比約2倍の26MWに伸ばした。24年の出荷量は50MW弱を見込んでいる。

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