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E3モビリティ、オフグリッド カーポート開発

福井で実証

高橋良彰社長

蓄電設備開発のE3モビリティ(東京都荒川区、高橋良彰社長)は2024年2月21日、太陽光発電設備と蓄電設備、EV用充電器を組み合わせたオフグリッド型の太陽光パネル搭載カーポートを開発したと発表した。実証し、検証する。

同社はAOIホールディングス子会社のAOIエネルギーソリューションと開発した。出力12.5kWの太陽光パネルを搭載した太陽光カーポートと、蓄電容量17‌kWhの蓄電設備に、出力3kWのパナソニック製EV用普通充電器3台でオフグリッド型の設備を構築。23年11月にAOIエネルギーソリューションの福井市内の営業所で実証試験を始めた。生み出した再生可能エネルギー電力を蓄電設備に充電し、AOIエネルギーソリューションが保有するEVに給電する仕組みだ。

E3モビリティの高橋社長は、「運輸の脱炭素化を促進できるほか、停電時には非常用電源になるので、BCP(事業継続計画)対策に繋がる」と話す。

21年に設立したE3モビリティは、中国企業から蓄電池とハイブリッドPCSを調達し、蓄電容量17‌kWhの蓄電設備を開発した。

同社らが開発したオフグリッド型の太陽光パネル搭載カーポート

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