EMソリューションズ 再エネ設備の提案開始
EPC(設計・調達・建設)ベンチャーのEMソリューションズ(東京都港区、真野貴明社長)は2024年3月1日、営業を開始した。企業向けに再生可能エネルギー設備を提案し、太陽光発電設備や蓄電設備のEPCを中心に事業を展開する構えだ。
同社は、配電盤製造の日東工業と、太陽光関連商社FAプロダクツ、電源機器製造の三社電機製作所、中堅ゼネコンの徳倉建設が出資する合弁会社。静岡県掛川市内の日東工業の工場へ太陽光発電設備を導入した際の協業を機に設立に至った。
EMソリューションズの真野社長は、「企業や自治体などの要望を汲み取り、ワンストップで再エネ設備を提供できる当社を設立した」と語る。
同社執行役員の水越隆事業開発部長は、「普段、顧客の声を直接聞けないメーカーがEPCに関われば、より良い製品開発に繋げられるはずだ」と話す。
同社は23年12月設立。資本金は4千万円で、出資比率は日東工業50.1%、FAプロダクツ20%、三社電機製作所20%、徳倉建設9.9%。25年3月期に売上高20億円を目指す。