エクソル、5月期売上倍増275億円
産業用95億円 今期売上予想360億円超
エクソルラック、10月発売へ
同社は、産業用へ展開に合わせて、コスト競争力のある自社製架台『エクソルラック』の開発を進めている。今年10月にも発売する予定だ。
同架台は、一般の架台と比べて施工性を高めており、「工期は4分の1に短縮され、人員は2分の1で済むため、理論上8分の1のコスト低減効果がある」(脇取締役)。
また同社は、同架台を活かしてシステムインテグレーションの競争力を高め、海外展開も目指す。年度内に東南アジアと米国に拠点を構える予定だ。
脇取締役は、「部材のコスト低減は限界に近づきつつある。さらに太陽光発電の設置コストを下げていくには、建設コストを削減しなければならない。当社はエクソルラックを用いて建設工法を見直し、コストを下げていく」とし「産業用の内需は数年後に縮小する可能性がある。世界へ展開しなければ成長はない。今年度はその道筋をつけたい」と意欲を見せた。