日天、50kW低圧発電所を分譲へ
ソーラーフロンティア製システム採用
ソーラーフロンティア製太陽光発電システム施工販売店の日天(横浜市港北区、髙瀨和明社長)はこのほど、福島県において、50kW低圧太陽光発電所を合計15ヵ所建設し、分譲する計画を明らかにした。8月から順次完工し、11月中には全て運転を開始する予定だ。すでに完売の見通しも立っているという。
同社は2013年3月頃に計画に着手。現在、地元業者と共に建設を進めている。20年間のO&M(維持・管理)も地元業者と協力していく方針だ。
システムはソーラーフロンティア製を採用。コンクリート基礎を用いた地上設置型太陽光発電所である。
髙瀨和明社長は、「収益性が特段高いとは言えないが、20年に亘る事業であり、O&Mをしっかり行っていく。遠隔監視の導入はもちろん、定期点検なども実施していくつもりだ」と語る。
なお同社の13年3月期の売上高は前期比約2倍の約18億円に達した。そのうち卸販売が7割以上を占めた。容量にするとおよそ8MW、ほぼ100%ソーラーフロンティア製だったという。
髙瀨社長は、「当社の特長は、創業以来ソーラーフロンティア製CIS太陽電池に特化していること。それは今後も変わらない。設置ユーザーさんのデータから、実発電量が想定値より高いことも改めて実感している」としたうえで、「今期は住宅用をより強化していく。今だからこそ、本当の販売力を身に付けていきたい」と述べた。