Inside News

西濃建設、O&M開始

太陽光発電のEPCを手掛ける西濃建設(岐阜県揖斐郡、笹田哲夫社長)が6月よりO&Mを開始した。自社で建設した太陽光発電所が対象。FIT法改正により必須となるO&Mをメニュー化し、新規顧客の獲得へ繋げる。

年2回の基本点検に加え、4年ごとに機器の精密点検を実施する。基本点検は目視が中心。ただ、赤外線カメラを用いた太陽光パネルの表面の確認も基本点検に含めている。「パネルの異常は熱を伴う場合が多いので、異常の早期発見のためには赤外線カメラは非常に有効だと考えている」(新エネ事業本部の計倉正樹執行役員営業部長)からだ。

4年に1度の機器の精密点検では、I-Vカーブや抵抗値の測定、パワーコンディショナ、漏電ブレーカの動作確認などを行う。

価格は発電所の出力に応じて細かく分かれている。例えば出力49kWの低圧太陽光発電所の場合、4年ごとの機器の精密点検を実施する年は13万円、それ以外の年は5万5000円である。

FIT法の改正によりO&Mは必須となった。西濃建設はまず自社施工案件を対象にO&Mを提供し、依頼があれば他社が建設した太陽光発電所のO&Mも請け負う。O&Mパッケージの整備により差別化を図り、発電所建設の受注獲得へつなげたい考えだ。

Inside News を読む

一覧を見る