Inside News

ループ、住宅用ハイブリッド型蓄電設備発売

電力小売りのループ(東京都台東区、森田卓巳社長)は2024年4月26日、住宅用ハイブリッド型蓄電設備を発売した。代理店を通じて初年度500台の販売を目指す。 

同社はリン酸鉄リチウムイオン蓄電池とMPPT(最大電力点追従)機能搭載の出力5.9‌kWのハイブリットPCS(パワーコンディショナ)を調達し、蓄電容量5.8‌kWhと11.5kWhの2種類の住宅用蓄電設備を製品化した。

新製品には自家消費優先の『グリーンモード』と売電優先の『経済モード』、非常時に備えた『安心モード』の計3種類の運転モードを搭載。利用者が太陽光発電の売電単価や電力プランに応じて最適な運転モードを選択できるようにした。防水・防塵の保護等級がIP65の蓄電池を採用し、PCSとともに筐体で覆うことで防水性を高めたほか、省スペース化を図った。

同社戦略本部GX推進部エネルギーイノベーション課の坂井亮平課長代理は、「17年から住宅用蓄電設備を販売してきた経験を活かして新製品を開発した。早期に販売台数を年間1000台まで引き上げたい」と語る。

新製品の希望小売価格は、蓄電容量5.8‌kWhの蓄電設備が税別280万円、11.5kWh品が同430万円。同社は今後、新製品と連携可能な電気自動車用の充電器も販売する予定だ。

Inside News を読む

一覧を見る