NTTスマイル、安川電機三相PCS対応の監視装置発売
出力抑制機能付き
遠隔監視装置販売のNTTスマイルエナジー(大阪市、武馬雄一郎社長)は2024年5月、安川電機の三相9.9kWPCS(パワーコンディショナ)に対応した遠隔監視装置を発売した。オンライン出力抑制対応機で、FIT低圧太陽光発電所向けに販売する。PCSの交換需要を取り込む狙いだ。
同社は、PCSの交換需要を睨んで新製品を開発した。契約期間を8~12年と幅を持たせ、利用者に選べるようにした。
同社事業開発部サービス企画グループの澤村一輝リーダーは、「これまでは単相PCS対応品しかなかったが、古い低圧太陽光発電所では三相PCSが多く使われているので新製品を開発した」としたうえで、「PCS交換時に我々の製品も併用すれば、出力抑制率を減らせるオンライン抑制が可能になる」と特長を話す。
また同社は、遠隔監視装置とオムロン製PCSをセット購入した顧客を対象に24年3月より動産保険付きの製品を販売している。ケーブルの盗難被害が増え、保険契約のハードルが上がるなか、同社は保険会社と提携して顧客が被保険者となる仕組みを構築。5年の契約期間で、免責額は0円、火災や落雷などの自然災害のほか、ケーブル盗難も含め、最大1000万円まで補償する。24年12月27日までの期間限定で提供する。