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アイナジー EPC企業向け業務代行開始

EPC(設計・調達・建設)会社のアイナジー(福島県会津若松市、折笠哲也社長)は2024年6月5日、EPC企業向けの業務代行を開始した。法人に提案する自家消費設備の発電量シミュレーションや提案書作成などを代行する。

同社は、法人に太陽光発電設備を提案するEPC企業の作業が多い点に着目し、業務の一部を代行するサービスを始めた。電力消費先の電力消費データの取得や3D発電量シミュレーション、提案書作成と、3種類の代行業務を請け負う考えだ。

具体的には、EPC企業から、電力消費データ取得の委任状や現地調査・太陽光発電設備の設計データ、配置図、機器の詳細情報、影の影響や設置場所周辺などの写真を受け取り、業務代行を担う。

1件あたりの代行料と納期はそれぞれ、電力需要データ取得が3300円で3営業日、3D発電シミュレーションが3.3万円で3営業日、提案書作成が2.2万円で2営業日。

アイナジーの齋藤浩昭取締役は、「EPC企業は慢性的な人員不足に陥っている。顧客への提案作業が複雑なうえに工数が多い」とし、「当社は電力小売り事業も手掛ける会津電力グループ企業だから電力消費者の電力消費データをいち早く取得できる。当社の代行サービスを活用すれば、顧客への提案作業を早めることができるはずだ」と話す。

アイナジーは12年2月に設立、福島県などで約400件、18.7MW規模の発電設備を施工した。

提案書のイメージ

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