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イーフラット、太陽光分譲で50kW発電所

100区画販売へ 売上8.6倍の19億円

太陽光発電ディベロッパーのイーフラット(東京都江東区、東平豊三社長)が、出力50kW未満の太陽光発電所の分譲事業で実績を伸ばしている。今期(2013年5月~14年4月)は100区画の販売を射程に収め、売上高は19億円と前期比8.6倍の大幅増収を見込んでいる。

同社のサービスは、50kW弱の太陽光発電所の分譲売り。土地や設備、建設、系統連系、保険、O&M(オペレーション・アンド・メンテナンス)などすべてパッケージ化して販売している。

強みはコストパフォーマンス。土地探しからEPC、O&Mまで自社で手掛けることによってコストを抑え、土地込みで1800万円(税込)台と割安な価格帯で提供する。

それだけに注文は急増、今期はすでに35区画分譲し、さらに計画中の35区画もほぼ完売状態だという。

東平社長は、「私たちは、お客様に12%の利回りを提供するためにコスト低減に努めています。というのも、O&Mを通じて20年間お客様とお付き合いさせていただく考えがあるからです。当社がサービスを継続するには会社が存続しなければならず、そのためには、適正価格でよい商品を提供し、選ばれる会社になること。それ以外に方法はないと思っています」。

同社の設立は10年5月。建築・不動産会社としてスタート。12年7月に太陽光発電に参入すると、土地の情報網を活かして土地調達から発電所建設までトータルサービスを展開する。そして今夏から、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県を主な営業エリアとして分譲事業を本格化した。

第1号は今年7月末に完成した千葉県柏市での46kW×3区画。これを皮切りに5区画、4区画、10区画、10区画と相次いで開発、さらに茨城県坂東市で35区画という大型プロジェクトも進めている。

イーフラットは、社長をはじめ社員はすべて女性である。東平社長は「とくに女性限定と決めているわけではないのですが。ただ完成した太陽光発電所には花を埋めるなどして女性らしいサービスを提供しています」と語った。

東平豊三社長

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