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SIソーラー、初年度売上40億円

独SMA三相10kWパワコン国内先行発売

太陽光発電システムメーカーのSIソーラー(東京都中央区、石原宏明会長)は、1期目となる2013年8月期の売上高が約40億円、容量にして24MWに達した。今期は高圧案件にも展開、国内で先行発売しているPCS(パワーコンディショナ)世界最大手の独・SMAソーラーテクノロジー製三相10kW機を分散設置型として、積極的に提案している。

同社は、ハウスビルダー大手と太陽光コンサル会社の共同出資で12年8月に設立。システムメーカーとして、住宅用市場では新築住宅向けに特化し、全国販売している。

初年度となる13年8月期の売上高は約40億円、容量にして24MWとなった。販売数約1200件のうち、住宅用が80%超を占め、残りは50kW未満の低圧案件だった。

システムは、〝高出力・低劣化〟をキーワードに選定。施工方法などを工夫することでトータルでの競争力を持たせているという。

現在、モジュールは台・AUOから調達しているほか、産業用向けには、高効率のn型バックコンタクトタイプも取り揃えている。PCSは、SMA製や安川電機製を揃え、自社設計を基にした基礎・架台も採用している。11月からは新たな単管架台の提案も開始していく予定だ。

今期は、売上高200億円を目指しており、新築住宅向けをベースとしつつ、低圧案件に加え、高圧案件にも本格展開する方針だ。

高圧案件については、国内先行販売するSMA製三相10kWPCSを使った分散型での提案を強めている。同PCSは、11月に稼働する自社グループ第1号のメガソーラーに実証的に採用。12月から本格販売を開始していく。

自社グループでの発電事業は、合計20MWを計画。今期中に10MWの稼働を目指している。

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