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サン・エコシステム販売、折板屋根架台 販売強化

太陽光販売・施工のサン・エコシステム販売(東京都国立市、牧野由美社長)は、独自に開発した折板屋根用架台の販売を強めている。今年8月には同社製架台が採用された第1号の太陽光発電所が完成、さらなる拡販を目指している。

同社の折板屋根用架台は、一般的なハゼ式掴み金物に加え、独自に開発したステンレス製金物とアルミ製角材を用いたもの。それぞれをボルト接合しながら太陽光パネルを設置していくもので、パネルは上から抑えて固定する仕組み。設置角度は折板屋根の角度をそのまま利用する。

片桐則男専務は、「軽量なアルミを用いているので、屋根への負担も軽減でき、作業性が増す。また、パネル同士を隙間なく設置できるので、雨水が同じ場所に落ちることによる折板屋根の腐食を防ぐことができる」と話す。

同社製架台を用いた工法は、1999年に取得した特許をベースとしたもの。片桐専務は、「そもそもは傾斜屋根用の工法であり、一般住宅での太陽光発電システムの設置実績もある。今回の架台は、それを折板屋根用に改良したものだ」という。

同社の折板屋根用架台は、今年8月に完成した49kWシステムに初めて採用された。同社は架台の供給と屋根の工事を担当した。

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