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ネミーエネルギーソリューションズ、売電補償サービス開始

太陽光発電のシステムインテグレータであるネミーエネルギーソリューションズ(東京都世田谷区、根上幸久社長)は2013年1月より、産業用太陽光発電所に対する売電補償を開始した。モジュールの出力保証や製品保証に加え、システム全体の売電量を補償することで、発電事業者にとって、より良いサービスを提供していく。

同社の提供する売電補償サービス、『E&O補償制度』は、モジュールやパワーコンディショナ、ケーブルや架台といったシステム機器の瑕疵や性能不足などの不具合により、経済損失が発生した場合、その期間得られるはずだった売電収益の90%を補償するというもの。保証期間は10年間。外資系大手保険会社と提携し、ネミーエネルギーソリューションズが発行する補償サービスである。

根上幸久社長は、「メーカーの製品保証や出力保証は重要だが、システム導入後の経済損失まではカバーしていなかった。この制度はシステム全体の経済損失を補償するもので、投資回収までの安心感にも繋がる。太陽光発電所の投資回収までの期間を考慮し、10年間の補償制度とした」と述べる。

補償の対象となるのは、出力10kW以上の産業用太陽光発電所。同社がシステム設計・調達した太陽光発電所に付与する。製造ラインにおける機器の不具合や建設を要因とする経済損失は補償対象外となっている。

PV事業部の飯倉誠司事業部長は、「もしモジュールやパワーコンディショナなどに不具合が発生し、設備の交換や修理をする場合、その期間にも経済損失が発生する。この制度を活用すればこれが補償される」としたうえで、「補償サービスを受けるための費用は、システム価格に含まれており、実質、無料で提供する形になる。もちろん、このサービスを付加しても、当社はシステムを競争力のある価格帯で設置できる」と語る。

根上社長は、「今後は、住宅用でも同様のサービスの導入を検討している」と話した。

なお同社は12年11月末に業務拡張に伴い、西日本事業所を移転した。新住所は兵庫県神戸市布引町1-1-8-4F。

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