日本リニューアブルエナジー、産業用システム一括供給へ
架台・杭基礎ラインナップ
太陽光発電の専門商社である日本リニューアブルエナジー(東京都中央区、浦上哲郎社長、NRE)は2013年より、架台と杭基礎の取り扱いを開始する。産業用太陽光発電システムを一括供給していくため、商材の拡充を進める。
今年から販売する架台は、海外から調達したアルミ及び鉄製架台。国内架台メーカーと協力し、品質管理も行っているという。浦上哲郎社長は、「当社は太陽光に特化した技術商社。太陽光に関するニーズに応え、誰に対しても同じ基準かつ適正価格で販売している」としたうえで、「1ストップで産業用システムを提供していく。出力50kW未満の低圧連系向けのモジュール・パワーコンディショナ・架台を、W当たり115円以下でEPC(設計・調達・建設)企業や商社などへ一括供給できる環境作りを進めている」と語る。
同社は11年9月に設立。国内外メーカーのモジュールやパワーコンディショナのほか、ケーブル、モニタなど産業用太陽光発電に必要な商材を取り扱う。『JSolar』ブランドやOEM(他社ブランドでの生産)でモジュールを製造する珪起電製作所は、浦上氏が代表を務める関連会社である。
またNREは、独結晶系太陽電池メーカーであるアンタリスソーラーの日本進出をサポートしている。浦上社長が日本支店のカントリーマネージャーを務め、支店運営代行も担っている。浦上社長は、「今後も話があれば、海外企業の日本進出を支援していく。スピーディかつ様々な提案ができる点が強みだ」と話す。
なお同社の13年5月期の売上高は約10億円を見込む。