ネクストエナジー、日本ガイシと提携
太陽光とNAS蓄電池をセット販売へ
再生可能エネルギー関連商社のネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市、伊藤敦社長)は2021年3月、日本ガイシ製の産業用NAS蓄電池と太陽光発電設備を組み合わせて販売していくと発表した。大規模施設向けに提案していく構えだ。
ネクストエナジーは現在、法人に蓄電容量約150kWh、出力50kWの自社製リチウムイオン蓄電設備を提案しているが、「大規模施設向け蓄電池の販売を検討していた」(社長室の梅谷晴彦シニアマネージャー)ことから、このほど、1コンテナあたりの蓄電容量が1200kWh、出力200kWの日本ガイシ製NAS蓄電池の取り扱いを始めた。
NAS蓄電池の特徴について、梅谷シニアマネージャーは「満充電の場合、最大出力でも6時間使えるので、夜間の電力消費量が多い施設で、昼に発電した太陽光電力をすべてためて夜使うこともできる」と説明する。
同社は自社製の太陽光パネルや施工などを含めて直接法人へ販売する以外に、PPA(電力売買契約)事業者向けの供給も視野に入れており、夏頃にも具体的なサービスを公開する方針だ。