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グリッツ、ケーブル盗難対策を標準仕様に

太陽光発電所開発のグリッツ(東京都新宿区、濵野博行社長)は、フェンスで引込柱付近を覆う独自の手法で太陽光発電所のケーブル盗難対策を行う。2024年8月から提供する太陽光発電所に標準で導入する考えである。

具体的には、高さ3m程のフェンスでケーブルが集まる引込柱周辺を囲み、外部からの侵入を防ぐというもの。同社の濵野社長は、「ケーブル泥棒に対し、視覚的にケーブルの盗難が困難だと思わせるようにした」と語る。

茨城県警察によると、23年度における全国での金属盗難件数は前年度比57%増の1万6276件で、うち全国ワースト1位の茨城県では同比77%増の2889件だった。北関東で〝非FIT〟太陽光発電所を開発してきたグリッツも開発案件で銅線ケーブルの盗難被害があり、今回の対策を講じる方針を決めた。

なお、同社は25年1月期、出力換算で約7.5MWの太陽光発電所を完工する予定で、売上高は前期比10倍の10億円超を見込んでいる。

同社の盗難対策『グリッツガード』のイメージ図

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