村田製作所 住宅用蓄電設備使用停止呼びかけ
村田製作所は2024年7月24日、販売済みの住宅用蓄電設備の使用停止を呼びかけた。ホームページ上で注意喚起を促したほか、代理店には顧客への情報提供を徹底するよう要請する。対象の製品は、同社が19年6月から販売した蓄電容量3.5kWh『MPR01H2035MR』と同2.3kWhの『MPR01S4023MR』、21年7月から販売した蓄電容量3.5kWhの『MPR01S5535MR』の3モデルで、計1110台に及ぶ。詳しい型式や製造番号のほか使用停止の手順は、村田製作所のホームページ上で確認できる。
同社は、自社の事業所に導入した蓄電設備内部の電子部品の不具合で焼損トラブルが発生したため、製品の使用停止を呼びかけた。人的被害や火災事故は起きなかったが、顧客の安全確保を優先するため、今回の発表に至った。蓄電設備の使用停止に伴い、同社は、利用者の損害を補償する方針で、具体的な補償方法を検討している。