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アドバリュー、太陽光発電所10MW開発へ

東急グループらと協業

通信設備商社で再生可能エネルギー事業を手掛けるアドバリュー(東京都中央区、藤田早織社長)は2024年7月30日、東急グループらと太陽光発電所の開発で協業すると発表した。26年度までに、FITを活用しない〝非FIT〟の太陽光発電所を計10MW開発していく構えだ。

同社は24年3月、東急と電力小売りの東急パワーサプライで太陽光発電所の開発に関する協定を締結し、第1号案件の太陽光発電所を稼働させた。

同社は、東急と太陽光発電所の機器構成や災害対策の要件などの仕様を定め、東京電力管内で低圧太陽光発電所を開発する。EPC(設計・調達・建設)やO&M(管理・保守)を請け負い、完成後は東急が出資するSPC(特別目的会社)に太陽光発電所を売却する。

東急パワーサプライはSPCから再エネ電力を調達し、東急グループの商業施設やホテル、鉄道などに電力を供給する。約4700万tの二酸化炭素の排出を削減する見込みだ。東急グループは今回の協業に加え、すでに進めている太陽光発電所の再エネ電力で、27年度以降は東急グループの消費電力の約6%を賄う計画である。

アドバリューの藤田社長は、「再エネ電力の需要が旺盛なだけに、今後も非FIT太陽光発電所の開発に力を入れていく」と語る。

同社は12年に再エネ事業に参入し、これまでオンサイトPPA(電力売買契約)や営農用太陽光発電事業を手掛けてきた。

アドバリューが開発した太陽光発電所

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