五健堂、自社物流倉庫に太陽光402kW
京都市の食品物流会社である五健堂(京都市伏見区、蓮尾拓也社長)は3月19日、出力402kWの太陽光発電を自社倉庫の屋根に設置、全量売電事業を開始した。
太陽電池モジュールは中国・トリナソーラー製の単結晶シリコン型。1608枚を物流倉庫の屋根2631㎡に設置した。パワーコンディショナはオムロン製である。施工はオムロンフィールドエンジニアリングが請け負った。総工費は1億3千万円。このうち1億2千万円は日本政策金融公庫から借り入れた。
林秀樹専務取締役は、「食品を扱うので倉庫全体が冷蔵庫になっている。夏場は直射日光による庫内の温度上昇を抑えるため、冷却装置の稼動率が上昇する。屋根にソーラーパネルがあれば、少しでもこの影響を軽減できると思った」とし、「発電した電気を自家消費する考えもあったが、制度を活用して全量売電することにした」という。
同社は京都、滋賀を中心に食品の総合物流を手掛けている。年商は35億円。