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GWソーラー、小規模産業用太陽光システム 今夏発売へ

防草シート、フェンスもセットに

開発中のパッケージシステム

太陽光発電システムメーカーのGWソーラー(東京都品川区、夏東社長)は出力50kW未満の小規模産業用太陽光発電システムの商品化を進めている。太陽光発電設備だけでなく、防草シートやフェンスなども加えた独自のパッケージ品だ。今夏の発売を目指す。

同社が開発しているのは地上設置用の太陽光発電システム。モジュールは、同社が中国から調達している出力240Wの多結晶シリコン型。パワーコンディショナは、安川電機や山洋電気が製造しているIP65を取得した機種を採用する予定だ。基礎は自社で設計したグランドスクリューを用いる。このほか防草シートやフェンスもセット販売する。

木村明PV事業部長は、「スクリュー基礎は風速40m、積雪1mに耐えられる設計を施し、日新製鋼の高耐食溶融めっき鋼板『ZAM』を用いた。防草シート用の抑え金具も開発している。ユーザーの不安を取り除き、価格競争力のある商品にしていく」と語る。

なお同社の2012年(1月~12月)の売上高は10億円を超えた。販売店約30社や、大手商社を通じて販売している住宅用システムの売れ行きが堅調だったことに加え、設計や施工も担うGWソーラー販売(群馬県太田市)による小規模産業用での伸長も増収に寄与した。

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