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ジャパン・ソーラー、中空鋼管杭の架台 販売開始

太陽電池モジュールメーカーのジャパン・ソーラー(大阪市浪速区、上谷真也社長)は2月末、中空鋼管杭の基礎を用いた太陽光発電用の架台を発売した。商品名は『レコシステム』。同架台はカーポートに利用できるほか造成法面にも設置できる。発電事業者やEPC(設計・調達・建設)業者へ提案を強めていく。

同基礎は、旭化成建材製の羽根つき中空鋼管杭を用いた杭打ち式。中空杭のため、造成工事が不要になるうえ、残土が残らない。杭を逆に回して抜き取れば原状回復できる。

架台は、耐震・耐風圧を考慮した構造計算に基づき設計されている。架台の下部に人が出入りするカーポートとしても利用できるほか、傾斜に合わせて据え付けられる。宅地造成後の法面であれば勾配29度以下、造成していない山林にも同20度以下の傾斜設置が可能だ。

上谷社長は「全量売電の開始に伴い、太陽光の用途が多様化している。これらのニーズに応えるために、モジュールだけでなく、関連製品のラインナップを拡充した。この架台は自信を持って提案できる製品。積極的に販売していく」と意欲的だ。

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