プリード、デジタル出力対応日射計 販売強化
気象観測機器開発のプリード(東京都福生市、笹本和敏社長)は2013年より、デジタル出力に対応した全天日射計の本格販売を開始、提案を強めている。
メーカーかつ輸入商社である同社は、気象観測機器メーカーである蘭キップ&ゾーネン社の国内代理店として事業を拡大。全天日射計では、ISO 9060に準拠しているセカンドクラス、ファーストクラス、セカンダリースタンダードの3種類を全て取り揃えている。
これまではアナログ出力に対応した機種のみだったが、このほど太陽光発電施設で多く採用されているセカンドクラスと、最上位機種であるセカンダリースタンダードでデジタル出力対応機種を市場投入した。
デジタル出力は、Modbus(RTU)プロトコル搭載の2線式RS485。アナログ出力機種と比べ、日射計を直接パワーコンディショナに接続できるため、変換器や中継ボックスが不要になるといった特長を持つ。
なお、自社開発している簡易日射計については、従来品を改良した新製品を今年1月から発売している。
電子負荷内蔵モジュールセレクタも
また同社は、モジュール評価試験用の測定機器である電子負荷内蔵モジュールセレクタを4月より販売する予定だ。これまでは、電子負荷方式IVテスタとモジュールセレクタを組み合わせる必要があったが、内蔵型としたことにより、小型・軽量化を実現した。
同製品は、結晶系・薄膜系全ての太陽電池モジュールに対応している。2端子入力で最大18チャンネルの同時測定が可能で、基準セルとのIVカーブ比較を複数のモジュールで並行して実施できる。