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ソーラーパートナーズ、見積り件数 売上倍増

太陽光発電の見積りサイトを運営するソーラーパートナーズ(東京都港区、中嶋明洋社長)は、2012年4月から2013年3月までの1年間の見積り件数が前年比倍増し、売上高も2倍増のペースで推移している。全量売電の開始に伴い、住宅用に加え、産業用でも引き合いを伸ばしている。

同社は12年4月より『太陽光発電の優良工事会社ネットワーク』の構築を本格化、ユーザーの見積り依頼に対し、複数社の相見積もりではなく、基本的に1社への紹介に切り替えた。登録店は現在、約150社。見積り依頼の成約率は平均10%程度としている。

中嶋明洋社長はこの1年間について、「全量売電市場が幕を開けたことで、これまでは、ほぼゼロだった産業用が小規模産業用を中心に、最大500kW規模の案件もあるなど、需要が伸長した。住宅用もそれに引っ張られるかのように成長している」と語る。

同社は、12年10月頃から、ネットワーク運営における機能強化の一環として、見積り依頼をしたエンドユーザーと登録工事店とのアポイントサービスも開始。中嶋社長は、「このサービスは、施工店やエンドユーザーにとって、商談がスムーズかつスピーディになると考えている。今後も集客だけではなく、営業活動の一端も支援していきたい」と述べる。

 

情報交換会も開催

同社は、2月26日に第1回「パートナー情報交換会」を開催、ネットワーク企業21社38名が参加した。情報交換会では、見積りサービスを利用した顧客へのアンケートの結果報告や太陽光発電システムの価格動向などを紹介。中嶋社長は、「今後も1年に1回程度のペースで定期的に開催していく予定。顧客アンケートの内容を充実させ、情報をフィードバックしていきたい」と話す。

パートナー情報交換会の模様

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