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パネル1枚単位からモニタリング監視を

日本フイルコン、ソーラーエッジ販売スタート

沙紙網大手の日本フイルコン(東京都稲城市、渡邉岳敏社長)は、パネル1枚単位から監視ができる米・ソーラーエッジ製モニタリングシステムの販売を2月から本格展開した。

全量買取り制度の始動によって、メガソーラー建設が急速に拡がるなか、安価なモジュールの普及によって、故障や性能劣化という発電トラブルの増加懸念も高まりつつある。

とくにメガクラスともなれば、何百、何千ものパネルが並び、そのなかから不具合パネルを特定することは非常に困難となる。さらに火災や漏電が発生しても、パネルは光を受ける限り発電し続けるため、放水時やパネル接触の際、感電事故が起こる可能性がある。

一連のニーズを受け、「開発されたのがソーラーエッジ」(日本フイルコン)だという。その特徴は発電の最適化、安全性、リアルタイム監視の3つ。常に最適な発電をするためのパネルコントロールによって、出力損失や部分影、汚れなどによる発電損失の防止がひとつ。また安全性の確保のため設置・メンテナンス時には最大出力を1Vに抑え、アーク検知時には回路を遮断する機能をもつ。

発電量などの状態監視はブラウザほか、iPhoneやiPadからも可能だ。

ソーラーエッジの普及台数は年率200%以上で成長しており、日本でも総代理店であるツバルソーラーワークスとともに、2月より日本フイルコンが販売をスタートさせた。

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