エスイーエム・ダイキン、家庭用蓄電池バージョンアップ
小規模産業用へ提案強化
エスイーエム・ダイキン(大阪市北区、奥田昭一社長)は、2012年8月に家庭用蓄電池『給電くん』をバージョンアップし、販売を強化している。今後は、小規模産業用向けに太陽光発電システムとのセット提案も進めていく方針だ。
エスイーエム・ダイキン(大阪市北区、奥田昭一社長)は、2012年8月に家庭用蓄電池『給電くん』をバージョンアップし、販売を強化している。今後は、小規模産業用向けに太陽光発電システムとのセット提案も進めていく方針だ。
同社は11年5月より、販売元として家庭用蓄電池を発売、これまで120台以上の販売実績を残してきた。従来、電源を取るには、蓋を開ける必要があったが、改良型では、本体外面に差込口を設置しており、蓋を開けることなく、家庭用コンセントからの充電や電気機器の使用が可能になった。PVシステム営業本部の後藤正春販売推進部長は、「この改良によって、操作性や安全性の更なる向上を実現した」と説明する。
『給電くん』は、蓄電池容量500Wh、シリコン電解液を用いた鉛電池を採用。ダイキン工業の滋賀工場には、同4kWhが導入されており、容量のカスタマイズも可能である。
奥田社長は、「小規模産業用向けに太陽光発電システムとセットで非常用として、提案していく。より蓄電池を身近に感じてもらいたい」と語った。