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日本グリーンパックス、今年度5MW以上出荷へ

本社屋上に設置されたハンソル社製モジュール

韓太陽電池メーカー、ハンソルテクニクスの国内代理店である日本グリーンパックス(京都府長岡京市、山中利一社長)は、全量売電市場の開始に伴い、モジュール出荷量を伸ばしている。2012年の出荷量は1.5MW、13年3月までには5MWから最大10MWまで拡大する見通しだ。

同社では、12年6月よりハンソル社製モジュールの販売を本格化、8月から実需が生まれ始めているという。EPC(設計・調達・建設)企業への卸販売を主としており、約20社のEPCがハンソル社のモジュールを採用。そのうち、およそ6社が中心となり、受注を伸ばしている。

これまでに発電容量10kWから2MWクラスまでの案件を受注している。第1号案件は、今年9月に福島県に設置された10kW。また、ほぼ同時期に京都の本社ビル屋上にも10kWを導入している。来年3月までには、北海道や茨城県のメガソーラーへも供給していく予定だ。

官公庁事業部の綾部英寿事業部長は、「価格や品質などについて、韓ハンソル社へ一定の評価をいただいた結果だと思う」としたうえで、「当社も、輸入商社として物流や技術資料などの点で支援している。設計や施工に関するノウハウや経験を持つEPCさんと協力しながら提案を進めている」と話す。

同社では、本社ビル屋上に続いて、福島県の自社所有地にも300kWの導入を計画している。13年春の完成を予定しており、メンテナンスに関する検証なども実施するつもりだ。

さらに12年1月に設立した子会社『NGP-FOTEC』では、太陽電池も含めた環境製品の販売を手掛けているが、13年以降はEPC事業も展開していく。綾部事業部長は、「パートナーのEPCさんとも協力しながら、ノウハウを構築し、トータルソリューションを提供していければ」と語る。

なお12年11月末には、J-PEC認証も取得、13年からは、住宅用市場でも本格的に販売していく方針だ。

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