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三ッ星、太陽光関連で中国企業と業務提携

写真は調印式の様子。左から威騰電気集団の柴継涛総経理と三ッ星の青木邦博社長

電線大手の三ッ星は2024年8月23日、中国の太陽光関連部材メーカーと業務提携を交わした。太陽光発電設備用ケーブルの製造委託や太陽光関連設備の調達などで協業する構えだ。

同社は、太陽光関連部材製造の中・威騰電気集団と太陽光発電設備用ケーブルの生産体制を築く。日本の規格に適合したケーブルを設計して威騰に製造を委託、自社ブランドで販売する。威騰はこれまで再生可能エネルギー商材を米国や欧州へ輸出してきたが、日本へ展開するにあたり、三ッ星と連携して販売店網を開拓していく。

三ッ星は威騰と実証事業を立ち上げ、滋賀県内の三ッ星の工場に、威騰製の出力10‌kWの太陽光発電設備と蓄電容量5kWhの蓄電設備を導入しつつ、自社のケーブルを設置する。製品の運用や保守などを検証していく考えだ。

三ッ星の青木邦博社長は、「関連企業からの紹介で威騰の生産設備を視察し、業務提携に至った」とし、「23年12月からはLED照明も販売しており、顧客の省・創・蓄エネを総合的に支援していく」と語った。

威騰電気製の蓄電設備と太陽光パネル

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