日本太陽光メンテ協会 会員大会開催
O&M(管理・保守)関連団体の日本太陽光メンテナンス協会(=JSMA、小笠原忠好理事長)は2024年9月27日、大阪市内で24年度会員大会を開催した。会員企業など30社約40名が参加し、活動報告や計画のほか、太陽光発電協会などによる講演が行われた。
JSMAは太陽光発電のO&Mに関する情報共有や技術者育成を目的に14年に設立された一般社団法人。同日現在の会員数は62社で、会員企業向けに研修会や講習会などを実施している。
会の冒頭、壇上に立った小笠原忠好理事長は、「設立から10年が経過した。当初FITを活用する事業が中心だった太陽光発電業界は、自家消費型やコーポレートPPA、蓄電池併設など導入の形が多様化し、様変わりした。太陽光発電の普及に伴い、メンテナンスの重要性は益々高まるに違いない」と挨拶した。
会員大会では23年度の活動実績や24年度の活動計画を報告。さらなる技術向上や人材育成の体制強化を目指し、24年度から技術講習会を少人数かつ実技形式に変更する方針を明らかにした。
会では特別講演が行われ、太陽光発電協会が『PVアウトルック2050』や最新の制度動向を、安川電機がパワーコンディショナのリパワリング(改修による出力増)動向を、太陽光パネルリユース・リサイクル協会が廃棄パネル処理の動向を解説した。