エイチ・イーエナジー 非FIT太陽光開発
太陽光発電所のEPCを手掛けるエイチ・イーエナジー(北海道札幌市、瀬尾浩史社長)は2024年10月10日、再生可能エネルギー電源開発のテラスエナジーに太陽光発電所を売り渡したと発表した。今後は北海道や東北地方で太陽光発電所の開発に本腰を入れる構えだ。
同社は、テラスエナジーから〝非FIT〟太陽光発電所の開発依頼を受け、北海道函館市や紋別市内などで11ヵ所、出力計1MW分の太陽光発電所を建設した。24年7月に着工し、24年9月30日に太陽光発電所をテラスエナジーに売却した。
エイチ・イーエナジーは、太陽光パネルの角度を40度に設定し、地面からパネル下部の高さを約1.5m確保して積雪対応の設計を施している。
同社は15年6月に設立後、道内を中心に太陽光発電所を多数建設し、最近は垂直設置型の営農用太陽光発電所なども開発。実績はFIT案件を含めて、出力換算で約60MWに及ぶ。
同社営業部新事業企画課の小亀誠課長は、「今後も積雪地対応の太陽光発電所を一気通貫で開発していく。垂直架台を活用した営農用太陽光発電所の開発にも力を入れていく」と方針を語る。