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ネミーエネルギーソリューションズ、産業用2ヵ月で5MW受注

同社が設置した地上設置型44.1kWシステム(左)と折板屋根に導入した30kWシステム。

架台メーカーのネミー(東京都世田谷区、根上幸久社長)の子会社でシステムインテグレータのネミーエネルギーソリューションズ(東京都世田谷区、根上幸久社長)は、7月と8月の2ヵ月間で産業用太陽光発電プロジェクトを約60件、発電規模にして5MW受注した。今年度、目標に掲げている50MWを実現すべく積極的に提案を進めている。

同社は、産業用太陽光発電のシステムインテグレータとして、設計から部材の調達、施工までのトータルソリューションを実施する。ユーザーのニーズに合わせて、太陽電池モジュール以外の部材の供給や架台のみの供給など、柔軟に対応する。特に親会社のネミーが製造する架台は、国内大手の住宅用太陽光発電システムメーカーに採用されるなど実績があり、同社の主力製品となっている。

PV事業部の飯倉誠司事業部長は、「産業用案件のうち、およそ6割が50kW未満の低圧連系向け。架台メーカーである強みを活かして、様々な設置条件において、フレキシブルに対応していく」と述べる。

また、施工分野の人材不足を想定し、以前から施工網の準備も進めており、現在、産業用で約200社、住宅用で約500社の全国施工ネットワークを構築しているという。

根上幸久社長は「今年度は50MWをある程度形づけることを目指してきた。MWクラスの大型案件の受注の見通しも立ってきており、実現できそうだ」と語った。

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