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サンパワー、モジュール25年間の複合保証開始

高効率太陽電池メーカーの米・サンパワーは9月、今年7月より同社のモジュールを購入した顧客に対し、25年間に亘って、リニア式の発電保証と製品保証を実施すると発表した。独自の裏面電極技術を導入した太陽電池セルを組み込んだことで耐久性が向上したため。国内では、日本法人のサンパワージャパンが産業用ユーザーへ提案していく。

今回の製品保証サービスは、同社の太陽電池モジュールを購入したユーザーに対して25年間実施する。万が一モジュールの修理や交換を必要とした場合、同じ機能を持つモジュールを無償で供給するか、もしくは修理に伴う費用を全額負担する。

発電保証サービスは、ユーザーの発電を25年間保証する。最初の5年間は、出荷時の出力に対して95%以上、その後は年率0.4%以下の電力低下率を保証する。25年後は87%の発電が保証されるとしている。

サンパワージャパンの杉原孝志代表は、「当グループの新たな保証サービスによって、発電事業者のリスクは軽減されるはずだ。当社は国内のユーザーに積極的にアピールしていく」と意欲的である。

なお、同社は、東芝の住宅用太陽光発電システムのモジュール供給における提携について、今後数年に亘って延長すると公表している。

杉原孝志代表

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