荏原電産、伯東とメガソーラー開発で業務提携
荏原電産(東京都大田区、南郷克尚社長)と伯東(東京都新宿区、杉本龍三郎社長)は、伯東が開発するメガソーラーの施工および維持管理を荏原電産が請け負うなど発電所建設に関する業務提携を結んだ。
具体的には荏原電産が電力会社との系統連系協議も含め施工を担うほか、電気事業法上、電気主任技術者の選任が必要な1000kW以上の発電設備へ技術者を派遣するなど稼働後の維持管理も受託するというもの。
また荏原電産が生産する10kWパワーコンディショナの供給も視野に入っている。
荏原電産の内田哲夫太陽光発電営業技術部長は、「弊社単独で受注したメガソーラーに関しても、伯東を通じてパネルを調達するといった補完的業務も2社間で推進する」と語る。
伯東では三重県津市の自社遊休地へ2MWのメガソーラーの着工を11月に控えている。同地でも荏原電産が維持管理を担う予定だという。
90年代からPV事業を展開してきた荏原電産はシステムインテグレータおよび10kWパワコンや計測装置などの開発・製造も手がける。今期はSIとして5MWの受注を予定するが、同社のターゲットのひとつが50kW未満の低圧領域だ。パワコンの出荷も好調で今期1000台の出荷を見込む。