ULジャパン、日本向けモジュール認証マーク発行
国際的な第三者認証機関であるUL(米イリノイ州)の日本法人、ULジャパン(三重県伊勢市、山上英彦社長)は、今年10月からULとして初めての日本独自の認証マーク『UL-JP』を、太陽電池モジュールの製品安全及び性能認証に適用していく。
ULジャパンでは、従来からJIS規格に基づく太陽電池モジュールの製品安全及び性能認証サービスを実施していたが、日本向けの認証マークはなかった。そこで、認証取得をよりわかりやすくするために、今回『UL-JP』マークを発行することにしたという。この認証は、住宅用太陽光発電の補助金の申請に不可欠なJ‒PEC認証の取得時に、必要とされているJET認証相当のモジュール認証としても活用できる。
なお、『UL-JP』マークが適用されるのは、結晶系太陽電池モジュールと薄膜系太陽電池モジュール。製品安全については、双方ともJIS C 8992-1/2(IEC 61730-1/2)、製品の性能については、結晶系がJIS C 8990(IEC 61215)、薄膜系がJIS C 8991(IEC 61646)に沿った規格で、認証有効期間は10年間である。