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新興マタイ、本社新社屋竣工

再エネ・省エネ設備20種導入

(左)新社屋外観。Sエナジー製モジュールが設置された (右)すぐ隣には研修棟

新興マタイ(長野県佐久市、杉山髙広社長)は今年3月末より本社敷地内に建設していた新社屋が完成、9月6日に竣工式を開催した。太陽光発電システムや蓄電システム、LED照明に加え、電気自動車用充電器や遮光性ブラインドなど、全20種類以上の再エネ・省エネ設備を導入。環境に配慮した社屋となった。

太陽光発電システム研究棟の南側に建てられた新本社棟は2階建て、建築面積約660㎡、延床面積は約1070㎡となっている。建設は鈴与建設が担当した。総投資額は約2.5億円。そのうち、約5千万円を再エネ・省エネ設備に投じた。

設置された太陽光発電システムは発電容量20kW。韓Sエナジー製多結晶シリコン型モジュールと三社電機製作所製10kWパワーコンディショナ2台を採用した。全量売電は行っていない。自家消費用のほか、蓄電システムに連系し、ピークカット用としても活用している。

なお、蓄電システムは、パナソニック製蓄電池容量15kWhタイプとエリーパワー製同2.5kWhタイプに加え、同24kWhが搭載された『日産リーフ』も導入した。

竣工式には柳田清二佐久市長のほか、金融機関や関係団体などが来賓として出席した。杉山髙広社長は「本日竣工した新本社棟は、環境に配慮した建物というコンセプトを基に設計し、環境に配慮した設備を20種類以上導入した。まずは我々が実際に使用し、お客様に自信を持ってお勧めしていきたい」とした上で、「1946年に麻袋の製造からスタートした当社は、昨年7月に鈴与グループの一員となり、売上高も約99億円にまで成長した。グループ各社との連携強化によるスキーム構築やチャネルの多様化などを進めていることに加え、メガソーラー含む大規模案件の引き合いも多い。今年度は130億円を目指している」と語った。

杉山髙広社長

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