アブリテックジャパン、住宅太陽光システム月300棟へ
台・太陽電池モジュールメーカー、アブリテックの日本法人であるアブリテックジャパン(東京都中央区、秡川浩一社長)は、一般住宅向けを中心に、太陽光発電システムの販売を強めている。モジュールの品質や架台の豊富なラインナップをアピールする営業を展開し、月間300棟の販売目標を目指す。
同社は2009年に台湾で設立されたモジュールメーカー、アブリテックの日本法人として11年3月に設立された。同年10月末にはJ-PEC認証を取得し、年末から住宅用太陽光システム市場で本格的な販売を開始した。
同社の住宅用太陽光システムは、出力250Wまたは同210Wの単結晶シリコン型モジュールと、藤崎電機から調達したパワーコンディショナなどで構成される。架台は様々なメーカーの製品をラインナップしており、陸屋根及び折板屋根向けには、栄住産業製のマグネット式架台も採用している。
秡川浩一社長は「特長的な架台を揃えて最適なシステムを提案していく。単結晶シリコン型モジュールについては、今冬に出力260Wタイプを、来春には270Wタイプを市場投入していきたい」と語り、より大型タイプを供給していく方針だ。
モジュールについては、「ドイツの太陽光発電専門誌での発電量評価で2年連続3位に選ばれており、品質には自信がある。海外での実績や各種信頼性試験を実施していることも強みの一つだ」とした。