PVプランナー協会、10月社団法人化
PVプランナー協会(大阪府茨木市、竹内政隆理事長)は、10月19日に一般社団法人化を記念して、大阪市北区のホテル阪急インターナショナルで設立総会及び式典を開催する。『一般社団法人日本PVプランナー協会』として新たなスタートを切る予定だ。
これまで協会はフォトボルテック(大阪府茨木市、池田真樹社長)が幹事会社として運営してきたが、社団法人化へ向け、約1年かけて地域ブロック制を構築していた。現在では地区リーダーの下、毎月地区会が開催されているという。池田真樹社長は、「社団法人化し、当社から独立した形になることによって、より多くの人々に幅広く活用してもらえれば。地区ブロック制度もより強化していってもらいたい」と語る。
一方、フォトボルテックでは、産業用システムインテグレーション事業を強化しており、すでに3件以上の契約を交わしている。まずは同社にとって、FIT(全量買取り式固定価格買取り制度)施行後第1号となる案件が今年10月に滋賀県にて稼働する予定だ。設置容量300kW、フォトボルテックがEPC(設計・調達・建設)を担当、協会員企業などと協力して施工を行っている。
横浜環境デザイン、IPP開始へ
なお、池田氏が社長を務めている横浜環境デザイン(横浜市都筑区)も太陽光発電事業の一環として、IPP(独立系発電)事業を開始する。
まずは千葉県八街市において発電容量800kWの発電所を建設する。現在、事前協議を通過し、設備認定を申請している段階だ。10月中旬の着工を予定している。土地を購入することもあり、総投資額は2.5億円。ファイナンスも確定済み。採用するモジュールはソーラーフロンティア製。協会員企業と協力しながら、EPCも自社で担う。
池田社長は「地元の方々にも活用してもらえるよう、充電ステーションの併設も検討している」と話した上で、「EPCとしてのノウハウ構築やショールーム的な意味合いも含め、自社で発電所を建設することにした。発電事業としてはトータル2MWを目指している」と意気込みを見せる。